見た作品の備忘録。
今回の作品は、タイピスト!(2013)
1950年代フランス、タイプライターの早打ち大会に挑むことになった田舎娘と上司のお話。パッケージを見てふわふわオシャレ映画か?と思っていたらスポ根少女マンガでした。
主人公・ローズの衣装がどれもレトロで大変キュートだったので見ていて楽しくなっちゃうね…。アンティークなドレスや小物も必見。
最初はローズの結構強気でガンガン突っかかっていくのにハラハラしてたけど、その負けん気の強さと実は臆病で繊細なところ、努力家でまっすぐなところがだんだん好きになっちゃったな。
この時代、禁煙という概念がないので男性も女性もタバコめっちゃ吸ってたので大勢人がいるシーン(大会など)ではっけこうモクモクしていた印象。バチっとドレスでキメてる女性がタバコ吸う仕草、個人的にはかっこ良くてステキだったな。でも慣れていなくて咳き込んじゃうのがローズのかわいいところ)
そして娘を大切に思いつつも素直になれないローズのお父さんがめちゃかわ…。決勝戦でラジオ抱きしめてるところはぜひ見てほしい。
マリーもステキな女性だった…。「おささなじみ&元カノ」って新のラスボスな感じがしちゃうけど、自分の幸せを「選んで」幸せな家庭を築く彼女はすごく魅力的な女性でした。ローズの背中を押してあげるのもいい女度マシマシだったね…!
全体的にフランス版プラダを着た悪魔かな?って感じがしました。女性がどんどんステップアップするところとか、ローズが躍進したらルイが離れていく(とセットで新しい男性が現れる)ところとかね。
終盤、あんなに自分に賭けられるのに不快感を抱いていたローズが自身たっぷりに「任せて!」と言わんばかりの返しをするところがとってもかっこよかったし、いろいろな国の「愛してる」もステキだった!
やっぱりフランスは愛の国なのかもしれないなと思った作品でした。(でもスポ根だった)
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